懲戒解雇と懲戒免職の違い
懲戒「解雇」と懲戒「免職」っておなじ「懲戒」がついているから似ているように感じますよね。それぞれの違いを簡単にわかりやすく解説してみました。
まず懲戒とは何かというと
懲戒:不正や不当な行為について戒めの制裁を加えること
と示されています。
では懲戒解雇と懲戒免職では何が違うのでしょうか?
懲戒「解雇」とは
懲戒解雇とは一般企業が企業への背徳行為によって就労者を解雇(クビ)することです。
後述となりますが懲戒免職との違いは刑罰でなければ履歴書への記載義務がないということ、しかし黙って就職してしまえば良いというわけではなく、刑罰欄に記載しなければいけない場合は経歴詐称に該当してしまうため、あくまで刑罰を受けていない、嘘にならないことが前提となります。
一方懲戒「免職」とは
懲戒免職とは公務員が懲戒処分を受けて解雇されることを懲戒免職といいます。
懲戒免職の場合は履歴書への記載義務があるため、再就職が非常に難しくなってしまうこと、また依願退職と違い退職金が一切支払われないのでその面においても一般企業との処分の厳しさの違いといえるでしょう。再就職の場合でも正直に記載しないと経歴詐称となります。
まとめ
懲戒解雇と懲戒免職の違いは一般企業と公務員に対する懲戒処分の呼び方の違いとなります。しかし懲戒免職という公務員による懲戒処分はやはり懲戒解雇と違ってその後に響く重さがより厳しい処分となります。